IDDM1型糖尿病の娘

一歳6ヶ月で一型糖尿病を発症した娘の記録

トランポリンと低血糖

娘が3歳くらいの時

子供向けのアスレチック施設があり

遊びに行ったことがあります。


ボルダリングや迷路、ボールプールや自転車こぎなど色々ある中で

娘は巨大トランポリンが気に入ったようで

汗びっしょりになるまで遊んでいました。


お昼ご飯の時間が近づいても遊んでいた為、心配して血糖値をはかるとやはり低血糖でした。(センサーがない時代です)

ジュースを1パック飲ませて施設を出て

外食の予定でしたのでお店に入り再度血糖値を測定、

まだ低い

1回目53、2回目48、ジュースは糖質15グラムの物を飲みましたが全く上がっていないしむしろ下がっている

2パックめのジュースを飲ませてお昼ご飯はオムライスを食べました。

インスリンはボーラスせず

ご飯100グラムくらいを食べたのですが

食後1時間でもう低血糖

発症してから始めて怖いと思った時でした


ジュースは2個しか持っていなかったので買いに行き

血糖測定も30分に一回

その後夕飯まで何度も下がってはジュースを飲みを繰り返しました。

今考えるとベースを下げたり、一時停止したらいいと思うのですが

当時のポンプには一時停止機能はなかったので、ポンプを外して過ごすか

ベースの設定を下げる方法しかなくベースは医師の指示なしに変えてはいけないと言われていました。


運動がどの程度インスリンを効きやすくするのかも分かっていなかったので

ポンプ自体を外すのも怖く


繰り返す低血糖と突然の高血糖が起こらないかという不安で

本当に心配で夜も眠れませんでした。


食事をとってもボーラスが必要ない状況は翌日まで続き

その後3日くらいかけて少しずつ元に戻っていきました。


この時の経験でトランポリンは危険な遊具というイメージができてしまい

遊ばせるときもトランポリンは避けるようになりました。


それから6年が経ち

娘は去年のクリスマスに家庭用のトランポリンが欲しいと言いだしました。

少し悩みましたがプレゼントする事に

やりすぎは注意と思っていましたが


今年に入ってコロナの感染拡大で学校が休校になり

トランポリンが大活躍!

長い休みになると運動不足になりA1cも上がりやすいのですが、

三か月の間は上がるどころかかなり下げることができました。


一型糖尿病の方に限らず、健康のためダイエットにも効果的なんだなぁと実感しました。


#トランポリンと低血糖

#1型糖尿病