一型糖尿病の方が、二型糖尿病の方用の低インスリン食などを食べると
かえってコントロールが上手くいかない時があります。
体の大きさや食事の量にもよるので、一概には言えないのですが、
インスリンが枯渇している一型糖尿病の場合、注入したインスリンの効き具合に自分の血糖値の上昇を合わせないといけません。
今のインスリンポンプには膵臓の働きのように血糖値によってインスリンの量を自動で調節してくれる機能はなく、停止、再開などの機能はあるもののボーラスは手動ですし、
こちらが合わせるしかないと思っています。
ではどうしたら良いか、
カロリー計算では血糖値の上昇を予測はできないですし、炭水化物量から食物繊維の量を引いて糖質だけを計算しても
GI値も考えなくてはいけません。
さらに、天気、気温、体調、運動量、ストレス、いろいろな要素が関わる血糖値を
完璧にコントロールするのはほぼ無理です。
上がってきた血糖値を見て追加する事はできますが
血糖値の上昇を事前に感知して自動的にインスリンを注入するポンプはいつ使えるようになるのか、、、
とにかく、経験談をお話しする事で今大変な思いをされているお母さんを救いたいという気持ちでいっぱいです。
毎日同じ時間に同じものを食べても同じようにはいかないというのが前提で、
よりストレスなくうまくコントロールできたなぁーと思える一日を過ごすために
まずは、極端な食事をしない事!!
パスタだけ、ご飯だけ、うどんだけ、パンだけ
肉だけ、
全てバランス良く取ることが1番理想です。
そんなの分かってるけど食べたいものを食べたい時はどうするか
自分の体の癖を見つけて
食欲を開放してもいい時間を見つける!
チョコレートが食べたい!!
でもチョコレートは食べてから6時間から9時間後更に上昇するので
午後3時以降は食べないとか
これは、パスタや脂たっぷりの焼肉も同じです。
空腹時にあんこを食べると、急上昇するのでインスリンを入れた後15分待ってから食べる
それも、こしあんではなく粒あんを食べるとか工夫したりできます。
あんこは見た目で糖質が分からないので、とても難しい食品です。
ものすごい量の砂糖が入ったものもあれば
甘さ控えめなものもあったりするので
食べたい時は毎回同じメーカーの同じ商品を買って必要なインスリン量やパターンを覚えるか、自分で作ったものを食べさせます。
1型糖尿病の集まりでお会いしたお母様で
1型の娘さんに毎食チーズを食べさせてから全粒粉のパンかもち麦ご飯を食べさせるという方がいました。
お子さんも小さな時からの習慣なので特に抵抗はないようでした。
この方はペンを使っていましたので細かく何度も注入するのではなく食直前に超速攻を一回だけ打つ
チーズで血糖値の上昇を穏やかにして
うちの娘の場合は揚げ物や油分の多いものを先に食べてしまうと食事中に低血糖になってしまったりするので、工夫する必要がありますが
試行錯誤して
長年の経験から1番コントロールがうまくいくやり方を見つけて毎日元気に過ごすというのはとても理想的ですね!
インスリンポンプには超速攻型を入れますが
発症当時はノボラピットを使っていました。
その後、ヒューマログにしてからA1cが下がったのでずっとヒューマログを使っていますが、
予想以上に血糖値が上がってしまってすぐに下げたい時はルムジェブのペンタイプを使っています。
効きが早いのでとても助かっていますが、ポンプの中のインスリンをルムジェブにするかはまだ迷っています。
本や先生の指導通りにやっていても
なかなかA1cが下がらない方は参考にしてみてください!!
※インスリンの調節や打つタイミングなどは必ず主治医に確認してから行ってください。