IDDM1型糖尿病の娘

一歳6ヶ月で一型糖尿病を発症した娘の記録

カーボカウントだけでは失敗する!

インスリンポンプのモニター付きを使用している方、リブレの方は

血糖値の上がり下がりが線で見えるので傾向も分かりやすいですが、

モニターのないポンプやペンだけを使用している方は血糖測定が点なので突然の高血糖の原因を見つけるのが難しいと思います。



上手くコントロールしている方もいらっしゃると思いますが、

中には、カーボカウントしているのに上手くいかないからもうカーボカウントをやめた、

毎日同じ単位を入れてその都度対応するようにしている、

低カロリーの和食や野菜中心の食事にしている、

という方もいると思います。



超速攻型のインスリンを使ってる場合、

糖質は高いけどGI値が低いものを食べる時のコントロールが1番難しく


わかりやすく言うと腹持ちがいい〜と言われるものは消化に時間がかかり

ゆっくりと血糖値を上げだらだらといつまでも上昇を続けるため超速攻型のインスリンの効果が下がる頃、食後3時間後くらいからぐんぐん血糖値を上げてしまいます。


注意が必要なのは


脂たっぷりの太麺ラーメン

油の多いソースのパスタ

ジューシーなハンバーグ 脂身の焼肉

チーズたっぷりピザ ハード系のパンとチョコ

カレーとナンのセットなど


油とコシの強い粉物がセットの物と覚えるといいかもしれません。


昼間に食べた場合は動く時間なのでまだ良いですが、夕飯に食べてしまうと寝ている間にどんどん血糖値が上昇して朝起きたら大変なことになっていたりします。



うちでは、これらの食品を夕飯に食べる時は、夜何度も起きることを覚悟して次の日寝不足でも大丈夫な日だけにしています笑


夜中に起きるのは私の役目なので娘は納得がいかない事もありますが、夫が夕飯にピザが食べたいなーと呟いても心の準備ができていない時は断ります笑


うちでパスタを食べる場合の例をご紹介します。

食前の血糖値が平常値の場合


食前にカーボカウントして必要量の半分をボーラス

食後1時間くらいから2時間の間に上昇していたら残りのボーラスを

上昇していなければ

2時間後には残りのボーラスをします。


4時間後、大体計算した分のインスリンでは足りないことが多いので

さらにはじめに計算した必要量の半分くらいをボーラスすることが多いです、

全部で1.5倍入れたことになります。



これは娘(10歳)の場合のやり方になりますので、インスリンの量は医師と相談してください。

超速攻型インスリンを使っている方の参考になればと思います。

ベーサルがしっかり効いている場合や

パスタのソースの種類でも変わるので

一概には言えませんが

この食事の場合、後から上がってくるという事を覚えておくだけで、血糖測定を多めにしたり追加ボーラスをしたりする事で高血糖の時間を減らす事ができます


これからも子供の将来の為に

頑張りたいと思います♪