基礎インスリン(ベース)は
食事と関係なく24時間理想の血糖値を保つために必要なインスリンの量で
健康な人も24時間インスリンは分泌されています。
1型の患者はこの基礎インスリンも枯渇しているので、注射やポンプを使わないと食事をしなくても血糖値がどんどん上がってしまいます。
娘が1型糖尿病になってから、本当に身体の仕組みがどれだけ複雑で
どんなに医学が発達していても身体以上にハイテクなものはないなと思い知らされました。
ぽたっと垂れる水滴一つ分くらいの液体を必要な時だけ自動的に出して血糖をコントロールしているなんて、生命の神秘です。
一つ前にお話しした
娘の実際の基礎インスリンの設定をあげます。
0:00〜2:00 0.475
2:00〜4:00 0.50
4:00〜7:00 0.475
7:00〜9:00 0.80
9:00〜11:00 0.65
11:00〜12:30 0.175
12:30〜13:00 0.65
13:00〜16:00 0.80
16:00〜17:30 0.65
17:30〜21:00 0.85
21:00〜0:00 0.65
(単位u)
食事の影響がほとんどない0時から7時は少なめですが、7時から9時なぜか食事をしなくても上がりやすい時間です。
暁現象がこの時間に?と思いますがよくわかりません。
昼食後は少し多めに設定しています。
これは学校に行っている時間なので給食を食べるのですが、
毎日メニューが違いますし、糖質の計算も出来ないので多めに設定しています。
食前にもインスリンを入れるのですが、
一気に入れたインスリンと基礎インスリンで入れているインスリンでは
効き方が違うという理由からこのような設定にしています。
夕食後の基礎インスリンも多めにしている理由は、うちでは食後の20時くらいにお風呂に入るのですが、
お風呂ではポンプは外しているのその間に血糖値が上昇するのを防ぎたいのと、
唯一食後も一緒にいられる時間なので低血糖を恐れず攻め気味の値にしているというのもあります。
次は、基礎インスリン(ベース)で入れたインスリンと追加(ボーラス)で入れたインスリンの効き方の違いについてお話ししたいと思います。
毎回長くなると自分の中では理解してるのですが文章力がない為に読みにくくなってしまう事をお詫びいたします。
質問などありましたらコメントください。
#メドトロニック
#インスリンポンプ
#一型糖尿病