IDDM1型糖尿病の娘

一歳6ヶ月で一型糖尿病を発症した娘の記録

カーボカウントの話

食事の時に血糖値を正常値に保つために必要なインスリンを計算するのですが、

基本的に糖質の量で計算します。


カーボカウントという言葉は聞いたことがあると思いますが、娘が発病してすぐに先生からカーボカウントの本を借りて病室で勉強していました。


ダイエットしたい方やスポーツ選手の栄養管理などにも使われますが、

娘のように血糖値が外からのインスリンに全て依存している場合、インスリンがどれだけ必要かというのは実験のように試してみるしかありません。


平均的には体重と総インスリン量が同じくらいとの事で、

そのうち基礎インスリンが半分、残りの半分を3食で割った数値が一食分に必要なインスリンの量と計算したのですが、


発症時は全く足りずハネムーン期には多すぎる

という事で始めの2.3年は思い通りにはいきませんでした。


更に、ペンタイプの場合は皮下に入りきらずに漏れてしまうのでポンプタイプより全体的にインスリンの量が多くなると思います。


入院してポンプタイプにする前に少しの間だけペンタイプにしていたことがあるのですが、その時は毎食3.0単位でも足りず

血糖値も300を超えている事も多かったです。

ポンプにしてからは、だんだんとカーボカウントをしてインスリン比を計算する事が出来るようになり、食事の内容によって量を計算していました。

それでも1歳の子供の食事ですから本当に微々たる差というか、本当はカーボカウントなんかしなくても変わらなかったかもしれません。