- 作者:RIZAP株式会社
- 発売日: 2017/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
カーボカウントのカーボとは炭水化物という意味で、カーボカウントとは食事に含まれる炭水化物の量を計算するという事です。
計算方法は食品のラベルなどにカロリーや塩分などと一緒に表記されているので、これを細かく計算したり、カーボカウントの本などで計算されたものがあるので参考にしたりするのですが、
ここで注意が必要なのは、炭水化物とは糖質と食物繊維を合わせた物なので炭水化物=糖質ではないという事です。
一つ前でお話したGI値というのも食物繊維の量が影響すると言いましたが、
例えば、子供の健康を考えた食物繊維がたっぷりのスナックパンなんかは、表記された炭水化物のうち糖質は60%くらいだったりしますので、カーボカウントで計算したインスリンを注入してしまうと意外と糖質が少ないので低血糖を起こします。
何が言いたいかというと、
カーボではなく糖質と食物繊維の量(GI値)を別々に考えて計算した方がコントロールはうまくいくという事です。
糖質だけで計算してはダメなのか、という話も出てきますが
ゆっくり血糖値を上げる食品なのか、急激に血糖値を上げる食品なのかで
インスリンの計算の仕方や入れ方を変えるというのがより血糖値を予測しやすいと思いますし、私はそうしてきました。
もちろん、血糖値は気温や運動量やストレス具合にも左右されるので完璧なんて程遠く、どうせやってもうまくいかないという意見もあるかもしれませんが、
まだ会話も出来ない、意思表示が出来ない子供の血糖値の変化をより不安が少ない状態に保つためにここを追求するしかなかったと思います。
今は血糖値がモニターで見えて上がっている途中なのか下がっている途中なのかがはっきり分かる時代になりましたから、
ここまでする必要もないのかもしれないと、今書きながら思ってしまいました。
でも、やっぱり記録として残しておきたいと思います。
具体的なやり方は次回でお話しします。